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食と栄養コラム 食育・給食

2017.7.10

【第1回】味覚は3歳までにほぼ決まる?!

乳幼児は大人よりも味覚が敏感です。舌の「味蕾(みらい)」という味を感じる部分が大人の3倍もあるという説もあり、特に苦さや酸っぱさを大人よりも強烈に感じます。

また、人間の味覚は3歳までにほぼ決まり、8歳までには確定すると言われています。そのため、特に3歳までに多くの味覚に触れていることが大切です。

味覚は生命維持や成長に必要な味、危険な味を見分けるだけでなく、食を楽しむことにもつながります。「甘くて美味しいね」「少し苦いけどやみつきになるね」などの会話も、味覚を育て学ぶことへの大切な一つです。味の濃いもの、甘いもの、脂っこいものばかりだと、健康にもよくないですよね。それらの代替となる「だし」を使うことは、大人になっても続く「美味しい」の原点です。

離乳食の豆知識

甘み、旨み、酸味、塩味、苦味という基本的な味を感じる力は生まれながらに持っていますが、その「味覚」の世界を広げるのも離乳食の役割。

離乳食を通して、いろいろな食材に出会うことで、美味しさが少しずつ分かるようにもなり、味覚や嗅覚の発達にもつながります。